古民家風に変えるリフォームを行うメリットを考える
古民家には、古来から伝わる日本に特有の趣がありますが、実際に築数百年の家を見つけるのは簡単ではありませんし、そのような古い家は強度が心配です。そこで近年注目を集めているのが、既存の家を古民家風にリフォームするということです。古民家風リフォームには、様々なメリットがありますので、ここで紹介していきます。
日本家屋の趣を感じられる
一つ目のメリットは、何といっても日本家屋ならではの趣を感じられるという点です。リフォームする家の構造などによって、どこまで本格的な日本家屋に近付けられるかは変わってきますが、例えば、吹き抜けや土間、縁側などを設ければ味わい深く、夏の暑い日でも比較的涼しく快適に暮らせるようになるでしょう。また、柱や梁も古民家の魅力です。もし、木造家屋をリフォームするのであれば、使われている柱などをむき出しにして、木の風情がそのまま感じられるようにしてやると、より古民家的な雰囲気が出せます。
強度がある家に住める
本物の古民家は、それなりに頑丈には作られているものの、やはり耐久性の面では不安があります。もちろん、耐震補強を行うことは可能ですが、もともとの家が古い分、それにも限界があるでしょう。それに対し、比較的新しい家をリフォームする場合には、少し補強してやるだけで、最新の住宅と同じくらいの耐震性を確保することが可能です。このように、古民家的な雰囲気を出しながら強度がある家に安心して住めるというのも、古民家風リフォームのメリットであると言えます。なお、地域によっては、耐震工事を行う際に助成金がもらえる場合がありますので、そういった制度が利用できればリーズナブルにリフォームを行うことが可能です。
古民家風リフォームを検討してみよう
以上で見てきたように、古民家風のリフォームには様々なメリットがあります。家全体をリフォームするのが大変ということであれば、一部屋だけ古民家風にしてみるというのも一案です。古民家には長年にわたる日本人の生活の知恵がふんだんに詰まっていますので、少しでもその恩恵を受けたいという方は、ぜひこの機にリフォームを検討してみると良いでしょう。